
スーザン・チャンチオロ Susan Cianciolo
エコが話題になるずっと前からエコだった、超スローファッションブランド、スーザン・チャンチオロ。
ブランドがスタートしたのは1995年。
その当時から、古い素材を再利用するなど、今で言う「エコ」な試みを行ってきました。
現在でも、可能な限りオーガニック・リサイクル素材を使用していますが、ハイエンドブランドの服を切り刻んで「リパーパス」するなど、単にオーガニック素材を使うことだけがサステナブルなのではない、ということを証明してくれています。

使用する素材以前に、スーザン・チャンチオロというブランド自体がサステナブル。
彼女の作品はすべて、刺繍やパッチワークなどを多用した、一点一点手の込んだハンドメイドのアートピース。大量生産された画一的なスタイルとは無縁の、真のサステナブルファッションなのです。

ニューヨークという商業ベースのファッションが渦巻く街で、光輝くその存在感。
トレンドという言葉がすっぽり抜け落ちてしまったかのように、何が流行ろうと、何が起ころうと、一切気に掛けることなく、クラフトでアートなスーザンワールドを貫き通しています。

2010春夏シーズンのテーマは「The Wisdom of Flowers(花の知恵)」。
色とりどりの花をヘッドピースにしたモデルたちが、美しい花の刺繍やスクリーンプリントの服に身を包む、楽しげなコレクションです。

プレゼンテーションで起用したモデルは、肌の色や体型にこだわらない、いわゆる普通の女の子たち。
細くて背が高いモデル体型の人なんて、ほんの一握り。様々な体型の、様々な人種がいて世界は成り立っているんだ、ってことを主張しているのかもしれません。

そして、2010春夏からは、メンズラインが登場。
クラフト感溢れるピース&ラブリーなスーザンワールドが、メンズとしてどこまで受け入れられるのか、楽しみです。
ルールや常識に捉われず、作る側も着る側も、本当の意味でのファッションの楽しみを味わえる、スーザン・チャンチオロのコレクション。
画一的な商業ファッションに慣れてしまった現代人には、着こなすことが難しそうなアイテムばかりですが、ファッションの意味を改めて考え直させてくれる、プリミティブでサステナブルで、古くて新しい、これからの時代のファッションを提示してくれるブランドです。
Susan Cianciolo
ウエブサイト: http://www.susancianciolo.com/











