ウルル Uluru

Uluru
(Photos courtesy of Uluru)

ニューヨーク・ブルックリン発のグリーンブランド、ウルル。

ウルルの服はシルエットがとてもきれいなうえ、使用している素材が素晴らしく、考え抜かれています。
グリーンファッションは、着心地の良さや生産時のエコ度合いが優先されるため、高級感を出すのがなかなか難しいもの。
でも、ウルルのコレクションには、これがサステナブル素材なの?と驚くほど高級感があり、しなやかで光沢がある、美しい素材を採用しています。

08年秋冬コレクションで使用しているのは、ヘンプ・ヘリンボーンやヘンプ・ツイル、ヘンプ・シルク・シャルムーズ、ヘンプ・ウール・リヨセル、バンブーツイルデニム、手紡ぎのオーガニックアルパカなど。
サステナブルなのはもちろんのこと、さまざまな繊維が混ざった素材を多用しているため、オーガニックコットンなど単一繊維のエコ素材にはない深みを生み出しています。

ウルルの服は、スタイルも斬新。
背中が大きく開いた上の写真のドレスは、首元まで詰まったボートネック・フロントとの対比で、背中の美しさが際立つよう計算されています。
素材はシルク・ヘンプ混のシャルムーズ。
動きにあわせて、しなやかで美しいドレープが生まれます。

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こちらは、シルクのクレープデシン素材を使ったブラウス。
胸元の開き具合が、セクシーすぎず堅すぎず、絶妙なバランス。
ヨークやパフスリーブのドレープが美しい作品です。

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バンブーツイルデニムのサックドレスとカシミアタートル。
キュートなコクーンシルエットと絶妙な襟の丸みにより、一枚で着ても、写真のようにセーターやシャツ、パンツを合わせても、しっくりおさまる着まわしやすさが魅力のドレス。
シンプルなカシミアのタートルと合わせて、シックに。

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そしてこちらは、08年秋冬シーズンの新作、アラバマ・チャニンとのコラボレーションライン。
ウルルらしいシンプルながらも計算されたシルエットに、アラバマ・チャニンお得意のアルチザンワーク、ハンドステッチでキュートに味付けされています。
着て、見て、楽しくなる絵柄に、手の込んだハンドステッチが組み合わさり、アート作品のよう。

ウルルは、素材生産者からデザイナー、縫製業者、消費者まで、すべての人がWinできるサステナブルなビジネスモデルの構築を目標としています。
デザイナーのキャロラインさんは、「着ているものが、その人の個性を語る」と考え、長く愛用でき、着る人によってさまざまな表情が出せる服をデザインしています。

ウルルは、サンプル制作も製品生産も、地元ニューヨークで行っています。
素材は海外で生産されていますが、ペルーのニット職人により手紡ぎ・手編みで作られたオーガニックアルパカなど、伝統職人の技術を尊重しています。

作る人も着る人も皆が幸せになるのが、サステナブル。
そんな素敵な志があるからこそ、作られる作品も素敵になるのでしょう。

Uluru
ウエブサイト:http://www.ulurunyc.com/

2008/09/14

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