スキ Suki

suki
(Photos Courtesy of Suki)

キュートな名前のオーガニック・スキンケアブランド、「スキ」。

由来は、日本語の「好き」ではなく、オーナーのファーストネームが「スキ」なのだそう。

創業者&オーナーであるスキ・クレイマーさんは、化粧品業界の経験もなければ化学者でもなく、ただ研究好きが高じてブランドを立ち上げてしまったというすごい方。

元々はジャーナリストだったそうですが、「ナチュラル」を謳い文句にしているスキンケア商品のほとんどが化学薬品を使っていることに不満を抱き、100%自然原料のみを調合してこれまでにないスキンケア商品が作れないかと考え、自宅のキッチンで研究を続けているうちに、素晴らしい商品を開発できてしまったのだそう。

その後、研究所での試験や化学者のコンサルティングを得て、商品化。
小瓶に手書きのラベルをつけて販売してみたところ、大きな反響があり、あっという間に、ヘンリ・ベンデルやホールフーズで取り扱われ、アカデミー賞候補者用のギフトとして選ばれるまでに成長してしまったのです。

大きな研究所や高名な化学者が生み出したものではない、”おばあちゃんの知恵”的な感覚で生み出された、スキの商品。

アロエやりんご、レモンやローズマリーなどの食品、ひまわりやカモミール、ラベンダーなどの植物、というように、身近にある自然原料のみを使い、すべて手作業で作られているから、安全で安心。
禁止物質リストもホームページ上にしっかり列挙されているので、安心です(こちら)。

手作りクレンジングクリームから始まったスキの歴史ですが、今では、フェイスケア商品だけでも、ピーリング、マスク、化粧水、美容液、保湿液、アイクリーム、リップクリーム、クレンジングと、充実したラインナップ。
さらに、ボディケア、ヘアケア、化粧品も揃えています。

大企業ではないからこそ実現できる、100%自然原料のハンドメイド・スキンケア。
スキは「Know your beauty, Know your products.(自分の美を知り、自分が使う商品を知ろう)」を信条にしていますが、身近な自然原料のみを使い、本当に安心して使ってもらえる製品を作っているからこそ言える言葉なのでしょう。

安いからとか有名企業の商品だからという理由ではなく、きちんと商品のことを理解してモノを買う。
これこそ、サステナブルライフの原点なのかもしれません。

Suki
ウエブサイト:https://www.sukiskincare.com

2010/05/01

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