グリーンファッションがテーマの雑誌、
「boho」創刊

Boho Magazine

グリーンファッションをテーマにした雑誌、「boho」が創刊になりました。

創刊号表紙には、フォードのモデル、バネッサを起用。
この冬のエコシック・マストハブアイテムを紹介した特集記事「グリーン・ピース」では、モデル発掘リアリティTV番組「メイク・ミー・ア・スーパーモデ ル」で優勝したホリー・カイザーが、オーガニック・リサイクル・リユース素材の服や小物を、この秋のトレンドに沿って、素敵に着こなしています。

bohoがこの秋のトレンドとして挙げているのは、「オールインワン」「黒」「タイトスカート」「ハイウエストパンツ」「グラフィック」など。
これらテーマにあわせて、イードゥンボー・ソレイユバハー・シャーパーなど、グリーンファッションの代表格ともいえるブランドのこの秋の最新アイテムが登場しています。
この秋のトレンドが、エコ素材でぜんぶ揃っちゃうんですから、グリーンファッションはもう定着したと言って過言ではありません。

bohoで使用されている紙は、もちろん100%再生紙。
といっても、ただの再生紙ではなく、塩素を使っていないうえ、紙を生成する際のエネルギーにはバイオガスを使用しているという、本格派エコ紙。
通常の紙を使用した場合と比較すると、この紙を使うことによって、アメフト球場6.9個分に植えられる木、42.9日分のシャワーに使う水、1年に4.3台の車が排出するガスと同じ分を削減したことになるのだとか。

もちろん、印刷しないという選択肢の方が地球によいことは間違いないのですが、グリーンファッションに対する気付きを促すためにも、雑誌の発行は理にかなっていること。
bohoの発刊により、ひとりでも多くの人がグリーンに目覚めるのなら、エネルギーや紙の浪費を圧して雑誌が発売される意味があるのです。

bohoの編集長は、スタイリストでもあるジーナさん。
ABC局のThe Viewや、CBSのThis Morningなど有名なテレビ番組や、OprahやPeopleなどの有名雑誌でスタイリストとして活躍しています。
bohoという名前にしたのは、一時トレンドであったボヘミアンスタイルを表すボーホーではなく、boho(bohemian)の本来の意味である「自由」をあらわしたかったからなのだとか。
自分らしさを表現するファッションに、地球に対する愛情を投影する自由、つまりグリーンファッションを選択する自由が誰にでもある、ということなのでしょう。

雑誌の創刊により、ますます勢いづくグリーンファッション。
ファッション業界全体がサステナブルになる日もそう遠くはないかもしれません。

Boho magazine
ウエブサイト:http://bohomag.com/

2008/09/18

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