GMとセグウェイが開発した未来型エコカー、
プーマ(P.U.M.A.)

puma
(Photos courtesy of Segway)

エコな未来が見えてきた!
そんな気持ちにさせてくれる、GMとセグウェイのコラボにより開発されたミニ・エコカー、「プーマ(P.U.M.A.)」。

プーマといっても、スポーツウェアの、ではありませんよ。
Personal Urban Mobility & Accessbility の頭文字を取って、P.U.M.A.です。敢えて訳すなら、個人用都市型移動手段、という感じでしょうか。

アメリカでは、既に自転車代わりに警察官の足としても活躍しているセグウェイですが、まだ一般市民としてセグウェイを移動手段に使いこなすほどには浸透していません。
でも、PUMAなら、座れるし二人乗りだし、一度の充電で56kmまで走れるというから、バイクや車の代わりとして大活躍しそうな予感。

まだ試作段階ではありますが、先日、一般道でのテスト走行とプレス発表が行われました。
見てください↑、この爽快感と軽やかさ。
かつて映画や漫画の世界で見た、未来の世界が現実に迫ってきている気がしませんか。

実用化までには、ドアも付き、より車らしくなるとのこと(↓)。

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P.U.M.A.の動力は、リチウムイオン電池。
排気ガスを出さないため、大気を汚染することがなく、充電できるから環境にやさしい。
スピードや電池残量、交通状態やナビ機能などの情報パネルは、ワイヤレスで取り外し・携帯可能な端末に送信されるというから、携帯電話と連携できるようになれば、かなり便利そう。
そして、危険察知センサーも付くそうなので、車が必要だけど、事故の危険が心配、というお年寄りにも安心。
最高時速56kmのP.U.M.A.ですが、車の代わりに浸透すれば、事故件数はぐっと減ることになるかもしれません。

でも、都市部で車が必要なときって、買い物などちょっと大きめの荷物を乗せるケースが多い。
荷物用カートなどがオプションで付けられるようになれば、車の需要はかなり減ることになるのでは・・。

GMが参画しているとはいえ、P.U.M.A.の開発主体はセグウェイ。
自動車メーカーが次世代エコカーの開発に鎬を削るなか、セグウェイによって都市型エコカーが開発されたというのは面白いところ。

排気ガスのない、環境を汚染しない未来に一歩近づいたP.U.M.A.。
発売開始が待ち遠しいですね。

Segway- P.U.M.A. Project
ウエブサイト:http://www.segway.com/puma/

2009/04/10

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