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(Photo by ShellyS from flickr)

H&M、オーガニックコットン偽装?

ファストファッションながらもサステナビリティに力を入れているH&Mに、なんと、オーガニックコットン偽装疑惑が発生。

H&Mは、以前からオーガニックコットンやリサイクルポリエステルなどサステナブル素材を使用しており、オーガニックコットンの使用量は世界4位(オーガニック・エクスチェンジ調べ)。

ところが、H&Mの認証済オーガニックコットンに遺伝子操作されたコットンが混ざっている可能性があることが判明したのです。

昨年、インドで栽培された遺伝子操作コットンが「認証済オーガニックコットン」として大量に世の中に出回るという事件が発生しており、そのコットンがH&Mのオーガニックコットン製品にも混ざっているかもしれない、ということ。

どうやらこれは、インドの特定のコットン農家が行った不正行為のようですが、インドの農業・加工食品輸出開発局(APEDA)は09年4月には既にその事実を認識しており、オランダのオーガニック認証機関コントロール・ユニオンに再三調査を要請していたのだそう。

ところが当認証機関は、その事実を知ってか知らずか、その遺伝子操作コットンにオーガニックと認証をつけて市場に出してしまい、半年以上経って、独立系調査機関が行ったサンプル調査により、ようやくこの事実が判明したとのこと。

H&Mは、インドのAPEDA がコントロール・ユニオンに要請を出していたことに気付いていたそうですが、"H&Mの製品にこのオーガニックコットンが使われたと信じるに足る証拠は何もない"と主張。今後もオーガニックコットンを使い続ける、と発表しています(H&Mのサイト)。

この不正に巻き込まれたのはH&Mだけでなく、オランダのファストファッションC&Aなどもこのコットンを使用している疑いがあるとされています。

C&Aは、この事件を重く受け止め、認証機関に事実確認をするとともに、今後インドで徹底調査を行う、としています。

もちろん、H&MやC&Aは被害者でしょうし、認証会社のコントロール・ユニオンが適切な処置を取らなかったことが被害拡大の原因でしょう。
ただ、消費者に一番近いメーカー・小売企業として、そしてオーガニックコットンを扱う企業として、H&Mは、インド側の要請に気付いていたなら何らかの行動を起こすべきだったでしょうし、C&Aのように徹底的に調査を行うという毅然とした態度を見せるべきではないでしょうか。

消費者である私たちも、こうしたニュースに敏感になり、監視の目を強化することで、企業の透明性は増し、社会はよりサステナブルになっていくでしょう。

*遺伝子操作されたコットンは、たとえ無農薬で栽培されていてもオーガニックとは呼べません(USDAオーガニック)。

ニュースリソース:DW-World.deEcotextileNews など

2010/01/26


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