グリーン保険って何の保険?

Insurance

「グリーン」という言葉が大流行のアメリカ。もちろんグリーンとはエコや環境という意味ですが、最近は何にでもグリーンを枕詞につける傾向があります。中でも昨今話題なのは、「グリーン・インシュアランス(グリーン保険)」。

何にかける保険かというと、まずは家。
環境に配慮した建築物であるグリーンビルは、商業ビルから住居ビルまで至る所で目にするようになりましたが、災害時に住居を補修する場合にそのグリーンビル基準に沿った省エネ仕様の建材や電化製品を保証してくれる、というのが、グリーン住宅保険。もちろん、そのためには通常の住宅保険より保険料は少し高くなります。グリーンビルを建てるには通常の建築より3-5%ほど初期費用が高くなるそうですから(省エネ仕様なので使用後はコスト安になりますが)、なんとなく納得できるような気もしますが、グリーンという名目の下、これまでの住宅保険に少しプレミアムを付けて、高値で販売する手法のひとつとなっているだけのような感もあります。

さらに住宅関連でおもしろい保険としては、自然エネルギー保険。例えば、風力発電や太陽熱発電などの自然エネルギーを自家発電している家に対し、災害などによりそうした自然エネルギーの供給が止まった場合(もちろんそれを考慮して自家発電以外に電力会社からの補給も行ってはいるはずですが、それでも間に合わない場合)、それに伴う収益減、壊れた発電機の修復や調査代などを保証するというもの。

ほかには、庭の木に対する保険なんかもあります。例えば、庭の大木が家の温度を下がるのに役立っている場合、その木が災害により倒れてしまったら、代替となる日よけやエコアコン代を5000ドルまで保証してくれるという保険があります。それにかかる保険料がいくらなのかは定かではありませんが・・・・保険会社も色々なことを考えるものです。

続いて、自動車保険。
加入すると特定金額を環境団体に寄付するものや明細をペーパーレス化するなどのグリーン自動車保険は一般的ですが、おもしろいのは「ペイ・アズ・ユー・ドライブ」といって、車を運転した分だけ保険がかかる、つまり、あまり車を運転しない=二酸化炭素の排出量が少ない人は保険が安くなるという仕組みです。

元々の考え方としては、同じような車で運転する人の年齢も同じ、でも車の使用頻度が非常に低い場合、事故を起こす可能性も低いだろうから保険料を割引しよう、ということだったようですが、昨今では二酸化炭素の排出量が低いという環境保護論を押し出す傾向があるようです。
ちなみに、運転量(走行マイル)の計測方法は、コンピューターチップをダッシュボードに入れておき、時々家のパソコンにつなげて保険会社にデータを送信するだけ、と非常に簡単。毎月計算して支払い額を出すのは大変なので、月々決まった額を支払い、後から足りなかった分、多かった分を精算する形ですから、面倒なこともないそうです。

保険会社も色々とアイディアを出して顧客をひきつけようとしているのがわかりますが、何はともあれ、環境に良いことが行われるのは良いことですね。

Lexignton Insurance Company(グリーン住宅保険)のウエブサイト
Allstate Insurance Company(グリーン自動車保険)のウエブサイト

2008/04/03

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