ニューヨークのアースデイイベント

2011 Earth Day

今年もニューヨークではさまざまなアースデイ・イベントが開催されました。

まずは、ニューヨーク・ファッションウィーク中に開催されるエコファッションショー"グリーンショー"が、ソーホーのブルーミングデールズ5階に20-23日の4日間限定ポップアップショップをオープン。
スタディ・バイ・タラ・セント・ジェームス、サマンサ・プリート、アジュナ、ザ・バタリオン、スーザン・レイ、H・フレドリクソン、ロビン・ブルーイェット、アーティスト・アンド・レヴォリューションズ、スウェイ、スプラウト、と計10ブランドの商品が販売され、ウィンドウディスプレイでは参加ブランドとエコアーティストのルイス・バレンズエラのリサイクル素材のドレスが展示されました。

2011 EarthDay

タイムズスクエアでは、"リ・グリーン・ザ・ワールド"と称した植林啓蒙イベントを開催。
東芝、NASDAQ、ロイター、MTV、CBS、CNNの各ビルボードで、森のイメージとともに"85944"に"TREE"とテキストメッセージを送るよう促す広告を展開。
テキストメッセージ送信1回に付き、携帯電話会社経由で5ドルが寄付され、ケニヤやメキシコなど環境破壊が進む各国で植林されるという仕組み。

午前中には、エコカーイベントも開催。
シボレー・ボルト、日産リーフ、トヨタ・プリウス、イースターのバン、デュラスターのトラック、テスラ・ロードスター、ノボザイムズのバイオ燃料使用車、ライオン(li-ion)モーターズのウェーブとイニジオ、そして、個人所有車である100%電気駆動のデロリアンといった、電気・ハイブリッド・バイオ燃料のさまざまな種類のエコカーが集結し、走行跡がEcoの「E」の形になるようにニューヨーク市内を周回。
終点のタイムズスクエアで各車をお披露目するという"ファッションショー"形式のイベントです。
その他、多くのビルボードでアースデイ専用広告が展開され、タイムズスクエアに緑が溢れていました。

ニューヨーク最大のハブステーション、グランドセントラル駅では、毎年恒例の"Be the E"イベントを開催。
駅構内と周辺でアースフェアが開催され、さまざまなグリーン企業がブースを構えてエコ製品を展示。

企業独自のイベントも

企業もさまざまなアースデイイベントを開催しました。

リサイクルを促進するテラ・サイクルが、オフィスデポ、オールドネイビーの2社とタッグを組み、アースデイの前後でリサイクル活動を実施。
オフィスデポは、アースウィーク中に店頭で使用済のペンを回収。
一人につき10本までという制限付きではありますが、ペンを持参した人には筆記具ブランド、サンフォード社製品のクーポンが配布され、回収したペンはテラサイクルに送付され、リサイクル・オフィス製品に生まれ変わります。
オールドネイビーは、アースデイから1ヶ月間、店頭で使用済ビーチサンダルをリサイクルキャンペーンを実施。
回収したサンダルは、テラサイクルにより遊技場の床素材にリサイクルされます。

オークション最大手のイーベイは、アース月間の4月中、壊れたアップル社製品を高額で買取り、5ドルのギフトカードを提供者に配布、さらに5ドルを環境団体へ寄付するというプロモーションを実施。
買取価格は、状態やメモリ容量により異なりますが、iPadで最高150ドル(64GB、3G、損傷はあるが機能する状態の場合)、iPhoneは100ドル、iPodは50ドルとかなりの金額。
イーベイは、再販業者と提携し、アップル社製を始めとする電化製品を送料・出品料無料で買取るサービスを「インスタント・セールス」プログラムとして昨年10月から行い、家電のリサイクル促進に一役買っていましたが、アース月間の特別プロモーションとしてさらに上記のサービスを追加。
値が付かない状態のものでも、無料で引き取り、リサイクルしてくれます。
リサイクルへの意識が高まりそうな良いイベントです。

ホームセンターのロウズは、アースデイ翌日の土曜日、全米各店で100万本の苗木をプレゼントするイベントを開催。
ただプレゼントするだけならありきたりのイベントですが、苗木にはバーコードが付いており、ロウズのウエブサイトでバーコードや住所などを登録すると、全米のどこにどの種の木が何本植えられたかがマッピングされるという面白い仕組みになっています。
配布された木は、各地域の気候特性に合ったものが選ばれており、ウエブサイトでは、木の植え方や育て方のビデオも提供。
ニューヨーク市内にロウズ店舗はありませんが、マップによると、マンハッタン内に4本の木が植えられていることがわかります。
近隣店舗でもらったマンハッタン在住者が植えたのかもしれません。
エコバッグやクーポン、サンプルの配布といったアースデイイベントが多い中、ロウズのこのイベントは、顧客は植木という活動を通してロウズに親近感を抱くことができ、ロウズ側は登録された顧客情報をロイヤルティ管理に活用でき、木を植えることで環境にも良いという、三者にとってメリットがある素晴らしい企画。

様々な企業がアースデイイベントを行いましたが、力の入れ方や工夫の仕方によって、各企業の環境対策への姿勢が見え隠れしていたような気がします。

2011/04/25

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