
食品ラベルに記載されている表示
食品ラベルに記載されている表示は、USDAオーガニック以外にも以下のように色々あります。
<野菜・果物>
「GMO Free / Non-GMO」
GMO(遺伝子操作、Genetically Modified Organism)されていない、ということ。遺伝子操作されている商品にこの文言を使用すると法律で罰せられます。
「Conventional」
食品スーパーのポップなどに使用されている言葉で、農薬などを使用した「従来通りの」農法により生産されたもの、ということ。
オーガニックと銘打ったスーパーでも、企業として利益を出していかなくてはならない以上、農薬に依存できず生産量が不確定なオーガニック食品のみを取り扱うというわけにはいかないため、コンベンショナルも扱っているのが現状のようです。オーガニックではありませんので、間違えて購入しないように。
「Biodynamic®」
生物生態学農法、すなわち、化学物質を避け、農地自体の自然の治癒力をもって行われる農業のこと。政府認定基準はありませんが、Demeter
Associationという団体が認証を行っています(http://www.biodynamics.com/より)ので、この表示は信頼できそうです。オーガニックのさらに上を行く、といった感じでしょうか。
<肉類や乳製品>
「Natural Rased」
自然に育てられた動物の製品ということ。USDAの基準では、
「肉や肉類の生産に使用される家畜には、成長促進剤と抗生物質を一切与えてはならず、哺乳類動物と鳥類由来成分は食べさせてはならない」
と定義されています。政府基準ですので、この表示がある食品は信頼できると思います。
(http://www.ams.usda.gov/lsg/stand/NR1107.txt)
「Grass (Forage) Fed」
草や飼葉を餌として育てられた動物の製品ということ。USDAの基準では、
「反芻動物には、離乳前のミルクを除き生涯を通して、草(一年草・多年生植物)、広葉草本(マメ科植物、アブラナ属)、若葉、植物性の穀草類から成る飼葉のみを食べさせなくてはならない。動物には、穀物や穀物由来成分を与えてはいけない。成長期には継続的に牧草地に入れなくてはならない。干草、低水分サイレージ、貯蔵牧草、穀物を含まない作物残渣、その他食物繊維は飼料に含めてよい。定期的にミネラルやビタミンを与えても良いが、上記飼料以外の食材を偶発的に与えてしまった場合は(中略)レポートを提出しなくてはならない」
と定義されています。
政府基準ですので、この表示がある食品は信頼できると思います。 (http://www.ams.usda.gov/lsg/stand/Grassfed101607.txt)
「Range/Cage Free」
肉類や乳製品に使用される鶏・牛・豚などが放し飼いにされている、ということ。USDAでは、鶏に関してのみ「檻や囲いの外を自由に歩き回ることができる鶏」と定義しています(http://www.ars.usda.gov/is/pr/2004/040920.htm)が、正式な基準は未だなく、メーカーや小売店を信じるしかなさそうです。
「rBGH/rBST Free」
rBGH/rBST(牛の遺伝子組み換えホルモン)を投与していない、ということ。FDA(食品医薬品局)は、rBGH/rBSTを使用していない場合はそれが真実である限りその旨を消費者に知らせても良い、と言っています。
(http://www.fda.gov/bbs/topics/NEWS/2003/NEW00943.html)
が、あくまで法的強制力はなく、真偽の程はメーカー・小売店に依存するしかなさそうです。
ちなみに、1999年にrBGH/rBSTの全面禁止を求める申し立てが起こされましたが、2000年にFDAにより無効とされています。
「Hormone Free, No Hormones」
ホルモンを使用していない、ということ。アメリカでは乳製品製造の際、牛に成長ホルモンを投与することが多いのですが、それを明示する義務はありません。FDAでは、成長ホルモンを投与していなくても、どの牛乳にも自然発生的なホルモンは入っているため、この表示は食品医薬品化粧品法の不正表示にあたると指摘しています。
No Hormones Addedという表示なら良いと思いますが、認定基準がないのでメーカーを信じるしかなさそうです。
(http://www.fda.gov/bbs/topics/NEWS/2003/NEW00943.html)
*上記日本語訳や信頼性に関する意見等は、あくまで参考のために掲載していますが、正式な記述をお探しの場合は必ず英語原文を参考になってください。