
(Photo by EJP Photo from Flickr.com)
エコ電球
電球をエコに変えよう、ってみんな言うけど、何がエコで何がエコじゃないの?
エコ電球って、いったいどのくらい省エネ効果があるの?
なんて疑問、抱いたことありませんか。
まず、一番省エネ効果がないのが、白熱灯。オレンジ色の光をやさしい放つ電球で、アメリカではもっとも一般的な電球でしたが、白熱灯はとても電力消費量が多く、寿命が短いので、環境への負荷が大きく、今後世界中で使用が禁止される方向に進んでいます。
では、白熱灯の代わりに何を使うべきかというと、CFL(Compact Fluorescent Light Bulbs:電球型蛍光灯)です。
通常の蛍光灯は長細い、あるいは長細いものを丸くした形状ですが、CFLは、蛍光灯がぐるぐるっとねじれてコンパクトな電球型になっているので、使い勝手が良く、省エネ効果は絶大。CFLは、白熱灯に比べて、なんと75%も省エネ効果があり、10倍も長持ちするのだそう。白熱灯と同じ明るさにするのに必要なCFLのワット数は以下の通り(EnergyStarより)。
| 白熱灯 | CFL |
| 40 ワット | 9-13 ワット |
| 60 ワット | 13-15 ワット |
| 75 ワット | 18-25 ワット |
| 100 ワット | 23-30 ワット |
| 150 ワット | 30-52 ワット |
アメリカの全家庭、300万世帯が、たった1つエコ電球に変えるだけで、年間6億円分のコスト削減になり、80万台分の車のCO2排出を減らすのと同じ効果があるのだとか。まさに、小さな力が大きな力になるのですね。
ただし、気をつけなくてはならないのは、CFLを捨てるとき。
省エネ効果絶大のCFLですが、実は1個につき約5ミリグラムの水銀が含まれているそうで、これを埋立地に捨ててしまうと、割れて水銀が土壌を汚染することになります。
州や市によっては、CFLの販売業者が回収を義務付けられているところがありますが、まだまだ浸透はしていません。CFLメーカーが提供している郵送による回収や、小売企業の店頭にあるCFL専用の回収箱に廃棄するなど、適切な方法を採るように心がけたいもの。
もうひとつ、エコ電気として知られているのがLED(Light Emitting Diode:発光ダイオード)。
日本人の中村修二氏が青色発光ダイオードを発明したことでも話題になりましたが、軽くて小さく耐久性があり、通常の電球に比べて寿命が非常に長いうえに、消費電力も少ない、しかもCFLと違って水銀も含まない、と、とても優れています。
LEDは、赤青黄など色が出せる特徴があることから、多くは商業用途で使われています。たとえば、信号機や、車や自転車のライト、パソコンなど電子機器のライト、美術館などの照明に使われるケースが多く見られ、クリスマスシーズンになると、青色に光るツリーが街を彩ることが多くなりましたが、その多くも青 色LEDを使用しています。
最近は、一般用途も増え、LED電球や、デスクライトにLEDを使ったものなども見かけるようになりましたが、価格が高いこともあり、広く普及するにはまだ時間がかかりそうです。
省エネ効果は、通常の白熱灯に比べ、30倍も長持ちし、電力使用量は30分の1。ただし価格は50倍ほど・・・たとえば、通常の白熱灯で70ワット分のLED、9.2ワットで済み、消費電力量は90%も低いのですが、お値段65ドルほど。長持ちするので、長期的視野で見れば安いのでしょうけれど、ひとつ の電球を買うと考えると、やはりちょっと高いですよね。
ということで、現状では、余裕のある方はLEDを、LED購入が難しい方はCFLを購入し、捨てるときに厳重に注意する、というのが、地球にやさしい方法のようです。
Energy Star
http://www.energystar.gov/

