starbucks
(Photo: Business Wire)

スターバックス、新規に建築・改築する全店をLEED認証に

CSR活動に熱心なスターバックスが、2010年12月までに、新規建築・改装する世界中のスターバックス全店でLEED認証獲得を目指すことを発表しました。

アメリカ国内の全店を対象にするといってもニュースになりそうなのに、世界中の全店対象ですから、すごいことです(ただし、フランチャイズ店を除いた自社運営店舗のみ)。

スターバックスは現在、日本、中国、オーストラリア、カナダ、チリなど、アメリカ以外で43ヶ国に進出していて、店舗数は全部で15,700以上(米11,168店舗(うちフランチャイズは4,081)、米国以外4,588店)。
もちろんこれら既存の店舗は対象外で、新規に建築・改装する店舗だけですが、この規模の企業がこうした取り組みを行うということに、大きな意味があるといえるでしょう。

今回発表した、新店舗デザイン指標は以下のとおり。

  • 地元の素材と建築者を採用する
  • リサイクル・再利用建材を使用する
  • 建築構造の健全性と素材の出所を明確にする
  • コーヒー中心にし、不必要なものは除外する
  • スターバックスのストーリーを伝え、五感すべてにおいて顧客参加型にする
  • スターバックスで読書する人、パソコンを使う人、働く人、勉強する人、社会活動する人、それぞれの顧客のニーズに合う柔軟性を持たせる

環境対策だけでなく、顧客と店舗の関係についても重視しているようです。
この新デザイン指標は、以下の長期環境目標とも連動するとのこと。

  • 2010年までに、自社運営店舗で使用するエネルギーの50%を再生可能エネルギーにする
  • 2010年までに、自社運営店舗のエネルギー効率を25%改善し、温室効果ガスを削減する
  • 2010年後半までに、世界中の新規自社運営店舗でLEED認証を獲得する
  • 2015年までに、提供するカップの100%を再利用可能な、あるいはリサイクル可能なものにする
  • 2015年までに、スターバックスがゴミ回収管理できる自社運営店舗にて、リサイクル活動を行う

まずは、シアトルに2軒とフランスのパリに1軒、上記新指標を満たすパイロット店をオープン。3店舗とも、既にLEED認承待ちになっているとのこと。

シアトルの店舗(上写真)では、柱・床・天井はリサイクル建材を採用、キャビネットに使われている木材は、シアトル地域の倒木を再利用、バーカウンターの表面に張ったレザーは、靴や自動車工場のスクラップレザーを再利用、そしてテーブルは、地元のレストランで使用されていたもの、と、再利用づくし。

starbucks leed
(Photo: Business Wire)

パリのディズニービレッジ店(上写真)は、外観がいかにもエコっぽい感じ。カウンターに携帯電話の部品を再利用した素材を採用、入り口のマットは、フランスの航空会社の飛行機タイヤを再利用したゴム素材と、こちらも建材の再利用に力を入れている様子。

主にローカルとリサイクルが鍵となった設計ですが、もちろん、換気システムやエネルギー効率など、それ以外にもLEED認証基準をクリアするためのさまざまな対策を行っています。

スターバックスは、「シェアード・プラネット」と称して、さまざまな環境対策・社会貢献を行っています(関連記事)が、その中の大きな環境対策活動のひとつとして、店舗のグリーン化を掲げています。
今回はそれをさらに一歩進めた形となりますが、店舗数の多いスターバックスだけに、この対策は大きな環境効果が望めそうです。

家やオフィスの近くにスターバックスのグリーン店舗ができること、期待したいですね。

ニュースリソース:スターバックス社ウエブサイト

関連記事:スターバックス・シェアードプラネット

Starbucks
ウエブサイト: http://www.starbucks.com/sharedplanet/index.aspx

2009/07/07


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